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余白をたっぷりとって、読みやすく

 手紙を書くとき、文章がどんなにすばらしくても、手にとったときの第一印象で「読みにくい」と思われてしまえば台無しです。とりわけ、書き慣れないうちは文字を紙いっぱいにぎっしりと書いてしまいがちですが、隙間なくつづられた文字はどこか窮屈な印象を与えます。

 

 読みやすさのカギを握るのは「余白の広さ」。早め早めに改行して、余白をたっぷりとりましょう。

1枚でおさまりそうになかったら、すぐに2枚目にうつるのがポイントです。紙いっぱいに文字をつづるのではなく、紙を無駄にするくらいの気持ちで大胆にペンを走らせると、目にやさしく、見た目の印象がよくなります。

 

 その際、絵柄の上に文字がかからないように書くのが基本です。絵柄に文字がかかるとせっかくの絵柄が隠れてしまううえ、雑な印象を与えかねません。書きはじめる前に、絵柄にかからないように文章をどこかで改行するか、目安をつけておきましょう。

 

 なお、便箋や一筆箋にはけい線があるものとないものがあり、けい線がある便箋や一筆箋には行間隔が広いものと狭いものがあります。筆圧が強い人や大きな文字で書きたい人にはけい線の本数が少なく、行間隔の広いものがおすすめです。行間隔が広いと自然に文字が大きくなり、おおらかな印象を与えられます。

 

 文字をどの位置から書きはじめるかで悩むこともあるものです。原稿用紙を使って文章を書くときには最初の1文字を下げて書くのが一般的とされていますが、手紙の場合「ここから」という決まりはありません。書き出し位置をあえてずらして自由にのびのびと書くと、そこに空白が生まれ、かえってこなれた感じになりますよ。