手書きを楽しむ5つのポイント
その昔、だれかと連絡を取り合う手段が電話か手紙くらいしかなかったころ、わたしたちは相手を思い、便箋に何枚にもわたって一生懸命に文字をしたためていました。
しかし、携帯メールやSNSによって遠く離れた人とも即座に連絡を取り合えるようになった今、手紙は連絡を取り合う手段から、気持ちを伝える手段へと、その役割を変えました。
連絡を取り合うときには携帯で。「ありがとう」「ごめんなさい」といった気持ちを伝えるときには手書きの手紙で。とりわけ若い世代ほど、そうした使い分けを上手に楽しんでいるようです。
ところで、多くの人は手紙を書くときに「書き出しのフレーズがよく分からない」「気が利いた言葉が思い浮かばない」などと形式を気にして疑問や悩みを抱くようですが、手書きの手紙には、次の5つのステップがあります。
- 紙を選ぶ
- 筆記具を選ぶ
- 文章を考える
- 文字を手書きする
- 切手を選ぶ
季節の言葉が思い浮かばなければ、季節を感じる紙を選びましょう。相手の顔や交わした会話の内容を思い浮かべて「犬が好きなあの人には犬のカードで」「音楽が趣味のあの人には音符マークの便箋で」などと使う紙のデザインを選べば、それだけで相手を思う気持ちは伝わります。
レターセットと切手の絵柄をコーディネートしてニンマリするのは、実際のところ実に楽しく、手紙の醍醐味のひとつといえます。
「文章が苦手だから」「文字が下手だから」などと遠慮する必要はありません。相手のことを思い浮かべながら紙を選ぶ。その瞬間から、手紙を書く時間はすでにはじまっているのです。